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(前にも書きましたが誤解している人が多いのであらためて)いま円安だからドルで支払った、などという声をよく耳にしますがそれはちょっと違います。円安というのは過去との比較においての話であって、これから先円高に戻るのか、あるいはさらに円安が進むのか、誰にもわかりません。1ドル154円なんて聞くと、また昔のように140円や130円に戻りそうな気がしてしまいますが、将来円高に戻ると思う人と円安が進むと思う人の数(正確にはその人たちの資金)が均衡して決まった値段が今現在のレートですので、上がる確率も下がる確率も同じ。上がるか下がるかは経済学者にも専門家にも誰にもわからない。言い換えればいつ交換しても損得の期待値は同じ、円ドル交換で儲けようとするのは単なるギャンブル、当たり外れの可能性は五分五分、いつでも五分五分。ギャンブルしたい人はしてもヨシ、手堅く行きたい人は手数料をできるだけ少なくすることだけを考えていればいいです。
2024-4-23