カリフォルニアのばあさんブログ
Japanese American Museum of San Jose
その昔NHKの大河ドラマ「山河燃ゆ」を見てアメリカにいる日系人の歴史に関心をもったかもくん、原作の「二つの祖国」を読んだり、渡米してからはサンノゼの日系アメリカ人博物館はもちろん、LAの日系人博物館、そしてマンザナーの強制収容所跡にも行きました。
マンザナーでは、荒涼とした土地やシェラネバタの山々を眺めながら、当時無念にもここへ連行された人々も同じ景色を見ていたのだと思うと感慨深いものがありました。生まれる時代が少し違ったら自分の身に起こっていたかもしれません。
全財産を没収されて強制移住させられるなどもちろんあってはならないことで、当事者にとっては耐え難い苦痛であったに違いないですが、それでも当時ドイツや日本が行っていたことに比べるとまだ人道的で、収容所内の暮らしも戦時下の日本で貧困にあえいでいた人々よりも良い生活であったように思える部分もあります。でもそれでは後世に語り継ぐべき意義がわかりません。
ここで理解すべきなのは、アメリカというのは当時から進んだ民主主義の国だったということ。日本では第二次世界大戦後に社会の仕組みや価値観が大きく変わりましたが、アメリカでは、国民が大統領を選び、国内で生まれた者にはアメリカ国民としての権利が与えられるという、今と同じような国の仕組みがずっと前から出来上がっていたわけです。そんなアメリカで、自国民に対して人種差別による迫害が行われたということが、自由平等を標榜する民主主義国家として大問題であり、決してあってはならないことだったというわけです。
昨今のアメリカ国内外の社会情勢を見ていると、世の中がいかに危ういバランスの上で成り立っているかを痛感します。民主主義国家の崇高な理念も守っていかなければ崩れてしまいます。
当時日系人収容所に連行されたある日本人のお父さんが、それでもアメリカの民主主義は素晴らしいのだと子どもたちに語っておられたという話がとても印象的でした。
2026-6-26

























































































































































